Facebookページを運用している企業のマーケターは「もっと多くのいいね! やシェアを稼ぎたい」と考えていると思います。

今回はFacebookページ運用を成功させる為に必要なポイントをご紹介したいと思います。

目次
〇リーチってなに?
〇エッジランクの仕組みを知ろう
 ・Affinity
 ・Weight
 ・Time
〇リーチを増やす3つの着目点
 ・投稿をみているユーザーはどんな層だろう
 ・投稿の形式について考えてみよう
 ・投稿広告
〇最後に

リーチってなに?

Facebookページ成功に向けて最も重要なキーワードが「リーチ」です。Facebookでは「ページのコンテンツをみたユーザー数」と定義されています。つまり、この数値をチェックすることで、投稿がどのぐらいのユーザーの目に届いているか知ることができます。リスティング広告の表示回数(インプレッション)に当たる指標です。

Facebookによると、ファンのニュースフィードへの平均リーチは約16%といわれています。つまり、ファンを獲得したとしてもリーチ数が低いままでは、いくら記事を投稿したとしても、ユーザーへ情報が届いていないということになります。

エッジランクの仕組みを知ろう

それでは投稿のリーチを増やすにはどうしたらよいのでしょうか。リーチ数を増やす際に注目すべき仕組みがあります。それがエッジランクです。これは、どの投稿を優先的にニュースフィードに表示させるのがふさわしいか、優先順位を決める、Facebook独自のアルゴリズムです。エッジランクは以下の三要素で決まります。

Affinity(親密度)

「あるファンがどのぐらいFacebookページに反応しているか」シェア数、コメント数、いいね!数や、書き込みをした回数、Facebookページ上で過ごした時間などを用いて複合的に判断されます。つまり、シェア・コメント・いいね!を短期間で多く獲得するとAffinityが高くなります。

Weight(重み)

「Facebookページがファン全体からどの程度、どのような反応をされているか」シェア・コメント・いいね!をした人数や、写真・動画付き、リンク付きといったような投稿の種類によって、複合的に重要度が評価されます。つまり、『シェア>コメント>いいね! / 写真/動画>リンク>テキストのみ』の順でweightの評価が高くなります。

Time(経過時間)

「Facebookからの投稿がどのつらい新しいものかどうか」投稿されてからの経過時間や投稿に反応がついてからの時間のことです。つまり、直近投稿された記事ほど表示される可能性が高くなります。

リーチを増やす3つの着目点

それではエッジランクの仕組みをふまえて、リーチを増やすにはどうしたらいいか、その方法をご紹介します。

投稿をみているユーザーを知る

運用者がFacebookに投稿をするとき、ターゲットを定めていると思います。しかし、そのターゲットと実際に投稿をみている人たちの層にズレはないでしょうか。Facebookページ開設から時間が経っている場合には、早急に調べてみましょう。初期に広告やキャンペーンで集めたファンが、趣味・趣向と一致せずに離れていたり、当初よりFacebookの利用回数が低下していたりする可能性があります。

<方法>
「インサイト」→「利用者」→「リーチした人」

もし、企業のイメージしていたターゲットと異なった場合は、投稿内容を見直す必要があります。過去の投稿に対するデータを参考にしながら、投稿の内容や時間帯などを、実際の閲覧者にあった仕様に変更することで、多くのいいね!を得られ、エッジランクを高められると考えられます。

投稿の形式はベストと言えるか

Facebookは年々新しい機能、形式に変わっています。ニューフィードで表示される投稿の形式も、リンク付きの投稿における表示画像が大きくなったり、投稿に添付された動画の自動再生が組み込まれたりしています。自社のFacebookページではどのような種類の投稿が多いのか以下の方法で調べてみましょう。

<方法>
「インサイト」→「投稿」→「投稿タイプ」→「投稿別のパフォーマンス」

リンク投稿のほうが画像投稿よりも反応が高いといった、噂がインターネット上にあふれています。ですが、Facebookページを用いる企業やファン層ごとに傾向は異なります。実際に信用出来るのは自社ページに訪問/行動しているユーザーの数値だけです。自社サイトについてよく知り、多くの人に反応してもらえる記事の傾向を探しましょう。

投稿広告

Promoted Posts(投稿の宣伝)という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。この機能を使うことで、投稿を広告としてニュースフィードに配信することができるようになります。強制的にファン層のニュースフィードに表示させることで、投稿を目にしてもらえる機会が自然と増え、ページへの反応・リーチ数が増加を期待できます。また、せっかくPromoted Postsを利用するのであれば、キャンペーンの告知やユーザーの反応を求める投稿のような、反応率が高いといわれる投稿を使いましょう。それにより、既存ファンの掘り起こしが期待できaffinityをあげることができるでしょう。

最後に

Facebookページはユーザーに向けて発信しているものであるため、これをすればリーチが増えるといった、絶対的な指標はありません。上記で紹介した点に着目しながら、投稿をすると、どのファン層のリーチが増えるといった、投稿による傾向を捉えることが大切です。様々な投稿を繰り返しながら、多くの人ユーザーに情報が伝わるようなFacebookページ作りを目指しましょう。

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Editor Profile

  • 福井 和典

    株式会社データX マーケティング管掌執行役員

    日本IBMにてシステムエンジニア、GREEにてCRM領域のオペレーション企画、PwCでの業務コンサルタントとしての経験を経て、2016年よりデータXに入社。データX入社後は、カスタマーサクセス部門に在籍し、小売/金融/アパレル/ECなど幅広い業種に対するb→dash導入支援を統括。
    その後は、主にb→dashのマーケティング/広報/PR活動や事業企画に従事。

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